慢性痛の定義

1.
「予想される組織治癒期間を超えて3ヶ月以上持続する痛み」
急性痛は人を危険から回避させるための生物学的危険信号として役立っているが、慢性痛はそうではない。

2.
急性痛「痛みの原因がなくなれば、消失する痛み」
慢性痛「痛みの原因がなくなっても、消えない痛み」

急性痛がいくら長期間にわたって続いても、それは慢性痛にはなり得ない。

慢性痛は、末梢神経と中枢神経への持続的な刺激により、自律神経系への異常を引きおこして、痛みに対する感受性を強くする。
また、不安や恐怖などの心理的因子はその病態をされに複雑にする。

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